退職後に地域の仲間づくりと社会貢献をめざして
「おじさんたちの経験や趣味を地域社会のために役立てたい、同時におじさんたちの仲間と居場所づくりも実現したいというのが始まりでした」と、代表の内田さんはいいます。2008年6月、鼓ヶ浦公民館で「おじさんの一日社会講師セミナー」を開催。8月には「おじさんセミナー」会議を発足。以来、地域の子どもたちを対象に自然観察や交流事業など、さまざまな活動を行なっています。特に、地元の鼓ヶ浦海岸の自然を活かした学習と浜焼パンでの交流事業、子どもと大人を対象とした農業体験、そしてアカウミガメ産卵と誕生の保護観察などを行う自然保護活動など、多彩な活動を続けています。また、一昨年度からは市の委託を受け地元小学校の土曜体験学習も実施。竹細工やペーパークラフトなど、ものづくり体験を進めています。メンバーの年齢は65歳~82歳。参加資格は「心が若いこと」のみ。鼓ヶ浦のおじさんパワーが地域と自身を元気にしています。
元気いっぱい。楽しそうなメンバーたち
地元の自然観察や自然保護活動
アカウミガメの保護活動も
消防署も協力していただいた安全講話
自然保護とともにいのちの大切さを学ぶ「命の授業」
子どもたちにものづくりを伝える土曜体験学習
ものづくりの楽しさを通して子どもたちと交流
田植えから餅つきまで一緒に行う鼓小5年生の授業となった稲作体験
小学校の施設や備品の補修もおまかせ
趣味や得意技で地域に貢献する頼れる「おじさん」
三重県鈴鹿市おじさんセミナー