やればやるほど奥深いそば打ちの魅力
定年後にそば打ちを趣味にしたい人が多いというこの頃ですが、そのそば打ちを通して居場所づくりや人や地域とのつながりを持とうというのがこの会の目的。60代から80代のメンバーは、「全麺協」認定の段位取得を目指して月1回松阪公民館調理室でそば打ちの腕を磨いています。「そば打ちの知識や技術はもちろんですが、仲間づくりや人格形成も目指して段位取得をすすめています」というのは同会代表で4段位の浜口さん。初段位から5段位まである段位取得は、40分という制限時間のなかで、各工程の技術や手際のよさ、そして仕上がりの出来栄え、片付けまでも評価される厳しいものだといいます。それだけにメンバーのそばを打つ表情は真剣そのもの。浜口さんは、作業するメンバーの間を巡りながら、繊細な感覚が要求される水回しや腰を入れての練など、実演しながらコツやポイントを伝授していきます。
「やればやるほど奥が深い。そこがそば打ちの魅力」というメンバー。そばが打ち上がると、皆さん満足そうな笑顔になっていました。
奥が深いそば打ちの魅力に魅了されたメンバー
真剣な表情でそばを打つメンバー
各工程のコツをお手本を示しながら指導
浜口さんの実践指導。美しい練(ねり)
浜口さんの作業にメンバーも真剣な眼差し
きじを丸く伸ばす「丸だし」のコツを伝授
浜口さんはそば文化の継承と地域づくりを唱える「全麺協」の会員
浜口さんの指導を見ながらポイントを確認
切りそろえの正確さも段位取得の重要なポイント
三重県松阪市めんめんつなぎ『松阪 そば打ち同好会』