宇宙の神秘、星々の美しさに魅せられて
鈴鹿山麓に位置する坂下地区は、晴れた夜には天の川も見えるほど夜空のきれいなところ。その美しい星空を眺める観測会や関連イベントを続けているのが「坂下星見の会」。「近所の親子に呼びかけて行った小さな観察会」が、会発足のきっかけだったと代表の瀧本麻須美さんはいいます。もともと天文愛好家だったという瀧本さんは、この地に嫁いでその星空の素晴らしさに魅了され、同好の人たちとその魅力を伝える活動を始めました。2010年には、地域おこしの拠点づくりの話が持ち上がり、「この素晴らしい星空も大切な地域資源になる」と天文台を提案。40㎝口径の大型望遠鏡を備えた天文台「童夢」が完成。活動の拠点とするとともに、観察会はもちろん、簡易プラネタリウムを使った「天文出前教室」、キャンドルナイトなど、さまざまな活動を行ってきました。
「星空の美しさや宇宙の神秘といった魅力を子どもたちに伝えていきたい」と語る瀧本さん。天文出前教室も好評で、星空の魅力とともに自然環境保護への訴えとともに活動を続けています。
30歳代から70歳代まで、リタイア後のメンバーも多く活躍中(みえ環境フェアで)
移動式の望遠鏡を使っての「星空観望会」
「鈴鹿峠自然の家」敷地内にある天文台「童夢」
天文台「童夢」の口径40㎝の大型望遠鏡
「星たまごプラネタリウム」で星空の魅力を紹介
子どもたちへ宇宙の魅力を伝えるJAXAコズミックカレッジも開催
恒例となった星まつりイベント「ペットキャンドルの夕べ」
足優秀賞のキャンドルデザイン
天体に関する興味を育てるクラフト教室も(星座ランプシェード)
三重県亀山市坂下星見の会