違う自分を表現する楽しみ
激しいステップとかき鳴らされるギター、哀愁を帯びた歌(カンテ)・・・。情熱的なフラメンコはスペインの代名詞として知られています。その発祥は、インドといわれ、ヒターノ(ジプシー)たちによってスペインに根づいた民俗芸能。意外なことに、本場スペインに次いでフラメンコが盛んなのが日本といわれるほど、日本でも高い人気を誇っています。フラメンコの基本は、歌(カンテ)とギター、そして踊り。特に、バイレと言われる舞踊は、激しく、女性はドレスを激しくはためかせ、足を踏み鳴らし、愛と生を表現します。そこに、おとなしくしとやかな女性像はなく、強くたくましい凛とした女性の姿があります。「激しい動きとともに日頃の表情とは違う一面を表現できることで、ストレス解消につながっているのでは・・・」と、大田さんは話します。練習前の和やかな雰囲気から、踊り始めるとキリッとした表情に変わり、汗が滴ります。「踊っている間は夢の世界。姿勢も良くなるし、何より身も心もリフレッシュできます」。年に数回ある発表会を目標にメンバーたちは熱く踊っています。
自然・自然体を意味する「al natural」のメンバー(前列中央が大田さん)
強く、たくましく愛と生を表現
激しく足を踏み鳴らす情熱的なバイレ(踊り)
身体すべてを使って表現するフラメンコの踊り
背筋が伸びた凛とした姿勢が基本
パリージョ(カスタネット)を打ち鳴らして踊る
踊りのポイントを指導する大田さん
日頃の表情と一変する舞台
歌とギター、踊りが三位一体となるフラメンコ
華やかな発表会のステージ
三重県四日市市al natural(アル・ナトゥラル)