三重のサークル紹介

海蔵銅板工芸クラブ(四日市)

一枚の銅板に息を吹き込む技を磨く

薄い銅板に下絵を描き、その絵を浮き立たせる銅板工芸。「もともとは、寺社仏閣などの飾りに使われていた技術かもしれませんね」と、講師の太田進さんは話します。銅板を叩いて形づくる銅製品などのイメージとは違い、銅板工芸では鉄筆や竹のヘラなどを使って板を伸ばして盛り上げて成形。その凹みに粘土を詰め、ベニヤ板などで裏打ちを施し、表面を硫化カリウム水溶液などに浸けて着色し磨き上げます。四日市市では『熟年大学』のクラブ活動として始まり、卒業生を中心に現在も市内で8サークルが活動しています。自らも『熟年大学』で銅板工芸を学んだ太田さんは、「絵画を立体的に表現することで、また違った味が出る」とその魅力を語ります。メンバーたちも「イメージ通りに仕上げるのは難しいが、形あるものに仕上げていく達成感がたまらない」と口をそろえます。テーマも風景写真や浮世絵はもちろん、文字など、皆さん思い思いにさまざまなモチーフに挑戦しています。地域の文化祭や『熟年大学』の修了生の展示会などの機会をめざして力作づくりを続けています。

「つくる喜びを感じる」と、銅板工芸に励む皆さん

  • 細かいところまで気を使う下絵製作

  • 木製のヘラで厚さ0.15mmの銅板を押し出していきます

  • モチーフはさまざま

  • 道具は表現方法に応じて手づくり

  • 硫化カリウム水溶液に浸すとみるみる変色

  • 浮世絵も立体的な描写で大迫力

  • 昔と今のコントラストを交えた太田先生の作品

  • 鍾馗さま(?)も大迫力

  • さまざまなモチーフを持ち寄り次作の相談

三重県四日市市海蔵銅板工芸クラブ

  • 創立:1993年頃
  • 会員数:8名
  • 活動日:第1・3水曜日 13:00~15:00
  • 代表:山田清弘さん
  • 連絡先:山田さん(059-397-2689)
  • 活動場所:海蔵地区市民センター