身近な小物をエコに創作する楽しみ
涼し気なカゴやバッグ、物入れなど、色とりどりの小物の数々。見た目は竹やつる細工なのですが、実は素材がすべて紙からできています。素材となっている「クラフトバンド」とは、もともと包装用に生まれた紙バンド。その紙を糸状に撚り並べたものを固めるなどしてクラフト用としたものを素材として使用します。そのクラフトバンドを用途やデザインに合わせて幅や長さを変えて、竹やつる細工などと同様に編み上げていきます。「作業に集中できて、いい気分転換になる」「身の回りのものがつくれる」「神だからエコ」などと皆さんは、手を動かしながら楽しそうに話します。講師の伊藤さんは「皆さんレベルもいろいろ。でも、自分のイメージしたもの、つくりたい物に挑戦しています。気軽に無理なくできるところが魅力です」と、いいます。模様の編み込みやバンドのサイズや数など、分からないことはその場で伊藤さんに聞いたり、近くの人と相談したり…・そんなやり取りも「また楽しい」と、皆さん。手間をかけてバンドを編んでいく作業は、充実した楽しい時間のようでした。
ニスで仕上げて強度も充分。センスが生きる作品の数々
作品の用途や大きさに合わせてバンドの幅を調整
バッグの底の部分は太いバンドでしっかり
竹カゴを編み上げる要領で編んでいきます
バンドの幅の違いをデザインに活かしていきます
取っ手や持ちてに一工夫
カゴの口は折り込んで強度をもたせます
編み方によって多彩な模様ができます
素材となるクラフトバンド
おしゃべりをしながら楽しいひと時
三重県朝日町クラフトバンド