身近な草木で楽しむまさに花のアート
「押し花」と聞くと、新聞紙や電話帳で押した一輪の花を栞(しおり)にしたイメージでしょうか。しかし、ヨーロッパで16世紀頃に発祥したといわれる押し花は、19世紀には英国のビクトリア女王も愛好し、近年ではあのモナコ王妃、グレース・ケリーも多くの作品を残したことで知られています。進化した押し花とは、まさに花や草など、身の回りの自然の恵みを素材とした絵画なのです。講師の前田さんは、「花や草だけでなく、野菜まで使って自由に表現できるところが魅力」と、話します。メンバーの作品を見ても、レンガの風合いをだすのに葉を使ったり、家の窓を薄くスライスした大根で描くなど、自由に表現。まるで、絵画のような出来栄え。「立体感のある表現ができることがたのしい」「毎日、使えそうな花や葉を探しながら散歩するのが楽しみ」「なかなか難しいけれど、思い通りに表現できたときは達成感があります」とメンバーの皆さんはその魅力を語ります。身近な自然の恵みを使って、自分の好みの絵を描いていく「押し花」。それはまさに、花で描くアートのようでした。
自然の恵みを使ったアート、押し花を楽しむ皆さん
身近な花などを押した押し花をレイアウト
まるで絵画のような仕上がり
花や草など自然素材で表現
細かなディテールも工夫
好みのモチーフを自由に表現
メンバーの力作①
メンバーの力作②
メンバーの力作③
メンバーの力作④
メンバーの力作⑤
メンバーの力作⑥
メンバーの力作⑦
三重県津市押し花グループ